GPUの選び方
電源容量、性能などの詳細は省略する。ここではそれら以外のちょっと細かいことについて書く。
GPUメーカー
今(2022/07時点)はNVIDIA一択。フルHDならRTX3060Ti、4KならRTX3080あたりがオススメ
レイトレを使う予定がなくフルHD環境ならRadeon RX 6600 XTが候補に入っていたが、RTX30シリーズの価格下落で選ぶ価値がなくなった。
値段
書くまでもないと思うが、最近は同じグレードで数万円違うとか普通にあるので他メーカー・他店も注意深く比較すべき。kakaku.comを使うのもいい。マイニング需要無くなったので定価とも比較しよう。
静音性
ファンが大きかったり、たくさん付いてるとうるさいと思われがちだが、普段遣いではそうとは限らない。
大型のファン・ヒートシンクが付いてると冷えやすく、ファンの回転数を抑えることができ静音につながる。可能な限り、大きいビデオカードを買おう。RTX3060、RTX3050あたりはシングルファンとデュアルファンが販売されているがデュアルファンを選ぼう。折角デュアルファンが入るのに、あえてシングルファンにする意味はない。値段も変わらない。あと3ファンは値段が高すぎるのでミドルクラスでわざわざ選ぶ必要はない。
ブロワーファン(外排気ファン)は最悪だ。冷えないから回転数も高くなりがちで非常にうるさい。電源入れた瞬間からうるさい。ミニタワーやスリムタワーなど小さいケースなら選択肢に入るが、一般的には避けた方がいい。
ケースに見合わない大きさも避けるべき。大きすぎて空気の流れが悪化すると本末転倒。値段は高いが、GPU縦置きケースもいい。
セミファンレスは温度が低い時ファンが停止する。ゲームを起動し温度が上昇すると再び動き出す。最近の機種(RTX3060以上)はだいたいついてる。
バックプレート
最近のはほぼ付いてるが、バックプレート付いてる方がやや冷えやすいのと基盤むき出しじゃないのでちょっと安心感がある。あと自重による撓み対策でもある。通気孔が付いている物もある。ファンの空気が上に抜けていくので冷却性能がいいはず。これなら特にGPUを縦置きにする必要はない。
メモリ増量版
ただのリセール。一般的な使い方では大きな性能差はないと思うので安い方を選ぼう(在庫があれば)。本当にメモリ容量が欲しいなら上位のグレードも検討すべき。
OCの有無
OCモデルは性能が2,3%くらいは高いが、値段も1~2万円高い場合がある。性能が欲しいなら一つ上のグレードも検討すべき。RTX3050の3ファンOCモデルと玄人志向のRTX3060はほぼ同じ値段で売られていると思う。OCありでも買取価格は変わらないが、上位グレードだともちろん上がる。普通のより冷却性能は高め。作りもよく、壊れやすいってことはないと思う。
たまに安めのものもある。
LHR(Lite Hash Rateモデル)
一般的なユーザーには関係ない機能。安い方を選ぼう。
マイニングの速度を抑え、マイニング需要による価格高騰に対抗する為の機能。中古を買う時はこれが付いてるのを選ぶとマイニングで酷使されている物を引きにくい。→LHRの方が(メルカリやヤフオクで)売りやすいかもしれん。販売店の買取価格は変わらない。
付属品の有無
マウスパッドとかゲームのコードが付いてるものがあるがそれを使ってしまうと中古で売る時安くなる。ゲームのコードはそれ自体にある程度価値があるが、マウスパッドごときで売却価格が大きく値下がりするのはもったいない。
マザボと合わせる
LEDの色を制御できるようになる。見た目重視ならマザボのメーカーと統一しておいた方がいい。
買った後の話
購入後の注意点
グラボの箱は捨てるな
要らなくなったときにゴミになるか、数万円になるか。それは箱の有無に懸かってる。
設置場所
タバコ厳禁、ヤニ付きは高く売れません。蚊取り線香も何年も使ってるとやばいかも。あと食卓からも遠ざけよう。
あと布団に近いとホコリまみれになります。まあそれは掃除すればいいだけだが。
掃除
ブロワーでホコリを飛ばすときはファンを手で抑えるかして固定しておけ。ファンがイカれたり、高速回転してしまっているときにブロワーの先端とか物が当たると破損する。欠けたファンはバランスが取れないのでうまく回らない。